2014年5月18日日曜日

5月はヒルクライム強化月間

富士ヒルクライムに参加する予定である。

完走率99%以上だから出てみようぜ、とGちゃんに誘われ「ウホッ良い完走率」とホイホイ釣られてしまったわけだ。

実は私はあまりまともにヒルクライムをしたことがなかった。
できれば坂道は迂回して迂回して、平地中心で走ってきた。
なぜって、しんどいじゃない。

しかし、そんな坂道童貞野郎の私も年貢の納め時、さすがにぶっつけ本番で富士となると、未完走の0.X%の中に入ってしまうのは確定的に明らかである。
そのため、先月は雨沢峠を走るなど、ヒルクライム童貞を無事卒業してきた。


感想はと言えば、しんどいけれども、なんだかまたやりたくなるといったところ。
こう、息も絶え絶えに坂を登るところに感じる。ブルースを。
詳しくは忌野清志郎の「サイクリングブルース」参照(歌でも本でも)。

先日のグランフォンド東濃も、ヒルクライム練習の一環である。

さてそのGF東濃にて気づいたのだが、Gちゃんの方が登りが早い。
当然と言えば当然。
経験は向こうの方が1年以上長い。
さらに機材はCAAD10+デュラホイール、私の元々フラットバーでクロモリのアンピオタソ(ホイールは最近アルテにした)とは、一味違う。



このままでは富士ヒルクライムで負けてしまう。

レースで一位がとれなくても良いが、Gちゃんにはあまり負けたくない。

機材を良くする→金がないので無理
レース当日、Gちゃんのボトルに一服盛る→ そ れ だ
エンジンを鍛える→まぁこれですか

ということで特訓、いや修行である。
修行ときくと、私の少年の魂(概ねそれである)のテンションがあがる。
新しい必殺技とか使えるようになりそうじゃない。
俺の小宇宙が光って唸る!ペガサス流星ダンシング!的な。

なので、しばらくはヒルクライム強化月間である。
手始めに今日は二ノ瀬を登り、





夜は夜で弱虫ペダルの巻島vs東堂を見てイメージトレーニングを欠かさないなど、完璧である。

2014年5月12日月曜日

第5回グランフォンド東濃に参加した


グランフォンド東濃とは、新緑の岐阜県は東濃エリアを駆け抜けるグランフォンドイベントである。
コースはグランフォンドとメディオフォンド、ピッコロフォンドの3つがあり、内がっつり走る系のグランフォンドの方は距離130km、獲得標高2300m、メディオフォンドは距離84km、獲得標高1500mである。
詳しくは公式サイト参照。

獲得標高2300mに恐れをなした私が参加したのはメディオフォンドの方である。1500mでも走りきれるかは不安だったが…。
なお、今回の道連れは職場の同僚であるGちゃんである。手前のCANNONDALEがGちゃん、奥のGIOSが言うまでもないが私のアンピオタソである。









ロードバイクより安く買ったと豪語するGちゃんカーでトランポしてもらい、さてスタート地点。集団の中ほどでスタートを待つ。


イベント参加は二回目(初回は3月のぐるっと浜名湖)の私である。
二度目とはいえ、スタート待ち時間はなんとなしに緊張する。

今回は特に、ペダルとシューズをSPDからSPDーSLに変更して2度目のライドであり、完全に慣れてはいなかった。
そのため、もしクリートのキャッチに失敗して大勢の前でコケようものなら、少年少女ジャパニーズドラマー軍団に頭を叩き割ってもらいたくなるほどの恥である。
私の頭には対して中身が入っていないので、きっと良い音がするはずだ。


頭は叩き割られずにするっとスタート。
写真のように当日は快晴。暑いくらいであった。






さて今回のコース、高低差は下のようになっている。



つまり、ほぼ常に登っているか下っているか、どちらかしかないという、白黒ハッキリしたゼブラ野郎なコースである。

基本的には3%程度の緩やかな登りで


時たま5〜10%のえげつない坂が現れる、といった感じ。


とはいえ皆と一緒に登るのは中々楽しいものだ。
苦しいのは一人じゃないんだなという感じなのとか、どうしても抜きたくて頑張ってしまうとか。


という感じで、ご機嫌に最初の登り区間距離23kmの登り400mをクリア、下って最初のエイドステーション。


シューアイス(中はくりきんとん)と草餅ごちそうさまでした。




エイド出発後、登り区間二つ目。
600m上昇の、メディオフォンド中では一番登る区間。


時間も11時を回り、道路の気温計によると25℃。
登っているとめちゃくちゃ暑い。かき氷食べたい。むしろまぶして欲しい。全身に。
などとぼやきながら登る。



途中、高所恐怖症の人にはお勧めできないビューポイント、新足旅橋。

下の川から橋までは200mあるそう。Wikipediaによると、「これはPC3径間連続ラーメン箱桁橋としては最長クラスである」…まったくよく分からんが、何だか凄そうである。

そんな橋の端を走る。そういうしょーもないことを考える程度には辛かった。


で、またD4C(いともたやすく現れるえげつない坂)
ギア一杯使っていっぱいいっぱいでヒーコラ登る。


さて下り。ここの下りはタイトコーナーの連続でジェットコースターのよう。
違うのはミスると大怪我確実なところか。大怪我したくなかったので写真はなし。

エイド二つ目。絶景。


ここでは地元のお母さん達が作ったであろうおにぎり。絶品。
もう一個食べたかった。




さくっと下って最後の登り区間、ここは150mそこそこしか登らないので楽勝だろうと思っていたら大間違い。

進む方角が変わって向かい風になり、また、ここまでの登りで頑張りすぎたおかげで完全に脚が完売御礼。
随分抜かした所為か、前走者も少なくなり、風除けになってくれる人もおらずのGちゃんとの二人旅。
ほぼGちゃんに曳いてもらう体たらく。


三つ目のエイドはまだか〜と悲鳴をあげながらなんとか到着。


ここは玉そばなるもの。
そば粉で作ったまんじゅうに、中身はめんつゆのようなみたらしの餡のような何かが入っており、ワサビをつけていただく面妖なる和スイーツ(?)。
面妖だが美味しくいただきました。


なお、私はもう1mも登りたくないとグロッキーであったものの、Gちゃんは「そばソフトうめぇwwwww」とご機嫌であったことを特記しておく。
次も曳いてもらおうと心に決めたことは言うまでもない。



最後のチェックポイントまで15km、ここの区間は下りのみなので、向かい風であろうとラクチンホイの30km巡航。


快晴の新緑の中を駆け抜けるのは大変気持ちよかったでございます。




あっというまに最終チェックポイント。



ゴールまで5km、のんびりと走って



ゴール!
ゴール写真撮り忘れでなんだか締まらない!


ゴール後はたこ焼きと五平餅をいただきます。
84km走った後なのに満腹で帰路につけるという。各エイドでも十分に振る舞われるので、持っていった補給食は結局食べずじまいであった。


また、走行後にはくじ引きもあり。
当たったのはまさかのパワーバー。なぜまさかかというと、走る前にもパワーバー(とゼリー飲料)を貰ったから。

抽選で当たったのは余り物なんじゃないかとは言うまい。


コースが最高に良いのは言うまでもないが、補給も潤沢で、さらになんだか色々貰えて嬉しいイベントである。

さらに参加賞としてこんなものも。

「レンジで簡単 ここまでできちゃう」などとロードバイクとまるで無関係なことが書いてある。
これで補給食でも作れと言うのか?と疑問が沸いたが、家に帰って分かった。
開催日、5月11日が母の日だからであろう。
開催日が5月5日であれば兜だったに違いない。OGK製の。



【走行データ】
走行時間
3:27:41
走行距離
88.56 km
平均スピード
時速 25.59 km
最高スピード
時速 56.34 km
獲得標高
1331m
平均心拍数
147 bpm
最高心拍数
182 bpm
平均ケイデンス
69 rpm
最高ケイデンス
137 rpm