今回はその参戦記。なお、参戦したのは60分エンデューロである。
レース内容としては、一周5kmほどのアップダウンがあるコースを、60分で何周できるか競うもの。
詳しくは公式で。
雨の中会場まで自走したら汗冷え
人造にんg…台風18号は翌日の襲来だったため、中止にはならなかったものの、当日朝から雨、結構な雨である。自走参加の私は、合羽を着込み、会場までの20kmを走るわけだが…。
60分エンデューロは最初のレース、何せ時間が早い。
華麗に寝坊をキメた私である。
のんびり行きたいところだったが、結構頑張らないと準備&試走の時間が取れない。
そんなだから、汗をかく→合羽で蒸れる。
コーラを飲んだらゲップが出るくらい確実!
会場で準備しているころにはしっかり汗冷えしてしまい、鳥肌が止まらない状態であった。
試走もしたが、鳥肌を増やすだけに終わった。
言い訳は以上
ホットコーヒーを飲んだり、走っている最中にお腹を冷やさぬようにビニール袋を仕込んだり、イナーメブースでアップオイルとレインジェルを塗ってもらったりするが、あまり好転せず。
結構ヤバい状態なんじゃねぇかこれ…?と思いつつも、ここまで来たら走るしかないと思ってスタート地点へ。
上述のようにあーだこーだしてたので並んだのは5分前。ほぼ終盤からのスタートである。
カウントダウンが始まるが、あまり緊張は感じず。
というか心の余裕がなさすぎて、もしかしたら緊張していたのかもしれぬがよく分からない。
先頭スタート後、ちょっと待ってスタート。
初エンデューロスタート!
今回のレースの目標は、前回の記事にも書いたが「落車しない」こと。何せ初めてのエンデューロレース。高速での集団走行には慣れていない。おまけに路面は完全にウェットで危険な状態。
雰囲気を掴めば良いのだ…と思いつつも「折角だから先頭集団についていけるだけついていこう」などどヨコシマ(?)な気持ちが芽生える。
なので、とにかく前へ。前へ。
下りコーナーでもペダリングを止めず、前へ!前へ!
iPhoneの防水ケースが壊れており、濡れて壊したくないため、ビニール袋入れてバックポケットに収納中なせいで心拍が分からんが、とにかく前へ!
(イメージ画像)
後半、登り前のタイトなコーナーで落車。
「らくしゃー!」の叫び声。
一瞬スピードが緩まるが、みんなダンシングして加速。間隔が開かないようにと。
当然、私もダンシング。
そっからの下り、路面の水はけが悪いのか、先行車が跳ね上げる水しぶきに顔を嬲られる。
が、間隔を開けては置いていかれる。
どうも、落車で怪我をした人が心配だとか、汚い水が顔にかかるとか、そういう一般的な感覚はココでは不要らしい!
コイツは面白い!と感じると共に、アムロばりに「こ…これが…戦いッ(レース)…!」と戦慄する。
完全にレースの雰囲気に呑まれているわけだ。
先頭が見えたのは登りに入るところ。
「さーもうひと頑張り!」と思ったら、もう脚が動かん訳で。
4kmほどで完売です。本当にありがとうございました。
そっからはズルズルと後退。当然、先頭は遥か彼方へ。
一周ほど一人旅。
もう帰ろうかなとか思ってたところに来た小集団。
これに乗っからないと終わるなと思い、なんとか後ろにつく。
そこからは引いたり引かれたりしながら周回を重ねる。
振るい落とされぬよう、必死に回していたら気づけば残り一周ぐらいの時間。
せめてこの10人ほどの集団で一位になりたいと思ったが…
やはりゴール前の登りで抜けず…!
むしろ差が広がる…!
現実…これが現実…!
うなだれ気味でゴールライン通過。
ギリギリだったので、そそくさと帰る
さてレース後の私はといえば、ギリギリであった。
何せ全身ドロドロ。これはまだ良い。
脚はガクガク。休んでれば治るだろう。
手は…感覚なし。
震えも止まらず。芯までしっかり冷えた。レース中はそのような感覚なかったのだけども。
思うことはただ一つ。熱い湯が欲しい…!
ホットコーヒー200ml程度ではなく、たっぷりとしたお湯が!
そんな状態だったので、もうちょっとゆっくり会場を見たり、写真を撮ったり、他のレースを観戦したり、読んでるブログの人に挨拶などなどしたかったのだが、限界とばかりに会場を脱出。銭湯へ。
生きた心地がせぬまま3kmほどをなんとか走る。
生きた心地がせぬまま3kmほどをなんとか走る。
熱い湯に浸かって解凍完了。
その後はまた降り出した雨の中、合羽を着て帰宅。
私がドロドロなら、当然自転車もドロドロである。
労うために拭き上げだけする。水が侵入しているだろうから、きっちり整備しておかねば。
レース結果と反省点と収穫
初めてのエンデューロ結果は以下の通り。
走行時間:1時間とちょっと
周回数:7周
平均速度:35kmph台
順位:40番台/168人中
サイコンのデータから起こしたstravaのデータも一緒に
「もうちょっと行けたはず…」とか「思ったよりも良かった!」というのはなく、単に「こんなもんかー」という感じ。
前回の富士ヒルクライムの際は、「一時間半切ればブロンズ」という明確な基準があったので、嬉しい・嬉しくないがあったものだけど。
反省点としてはやはり、レースの雰囲気に呑まれっぱなしだったことだろうか。
前回の富士ヒルクライムの際は、やはり序盤に雰囲気の呑まれてオーバーペースになったものの、何とか自分のペースを取り戻すことができた。
が、今回はずっと一杯一杯。
序盤は当然ながら、一人旅でも小集団内の際も一杯一杯であった。
それともう一点。
どうも無駄脚使いまくりな気がする。
小集団内で引っ張られている際にも、私はほぼずっとペダリングしていたが、他の人はちょこちょこ空転させていた。
というか私はペダリングして、その後調整にブレーキ当てていた。完全に無駄脚である。
なにせ初めてのレース(←しつこい)なので、前走者との間合いとか、踏むタイミングと休むタイミングの違いが掴めなかったのが原因だろうか。
・レースの雰囲気に呑まれっぱなし
・無駄脚使いまくり
どちらも経験不足ってとこだろうか。
「レースに勝る練習はない」はずなので、今後も機会があればできるだけ参加したいものだ。
反省点は以上。
収穫は、「レースはすげぇ面白い」ということに気づいたことだろうか。
富士ヒルクライムレースも、レースはレースなのだけども、どちらかというと「自分との戦い」感が強かった(Gちゃんとのリザルト勝負は熱かったが)。
対して今回のエンデューロで感じたのは「他者との戦い」ということ。
(結局、最後に踏み切れるかどうかは自分に勝てた人だけだろうから、本質的なところは変わらないだろうが)
他の人の熱気が感じられそうなほど接近して、お互い限界まで、あるいはそれを越えてペダルを回す。
勝ちか負けかハッキリさせる。
相手よりも自分が速いことを証明する。
たとえそれが小集団内での、表彰台から遠く離れたところ、リザルトの下の方に埋もれる話だとしてもだ。
とても面白かった。凄い充実感だった。
1位になれたら、何よりも気持ちが良いだろうな、と思う。
道は遠いが、無理ではないはず。
行けるとこまで行ってみよう。
こう書いて、AMPIOに初めて乗ったときも、行けるとこまで行ってみようと思ったことを思い出した。
ーろーりんべいべー・完
(ねずみ先生の次回作にご期待ください!)
前回の富士ヒルクライムの際は、「一時間半切ればブロンズ」という明確な基準があったので、嬉しい・嬉しくないがあったものだけど。
序盤は当然ながら、一人旅でも小集団内の際も一杯一杯であった。
相手よりも自分が速いことを証明する。
お疲れ様でした、結局私以外のお友達皆さん走っていたようです(^_^;)
返信削除それにしても、自走で行ってこの順位ならスゴイと思います。
私は他者との戦い以前にヘタレな自分との戦いばかり・・・いつも負けてますが。
コメントありがとうございます。
削除kojiさんにお会いできるチャンスかと思ったのですが…残念です。またニアミスですね。
もっとも、ギリギリな感じだったのでお会いできたとしても、どれだけお話できたか分かりませんがw
次走の際は時間の余裕を持って出ようと思いますw