「幻のウルトラ愛知」とは、愛知県を一周するイベントである。
その距離は約380km、獲得標高は堂々の約3800m!
なぜ「幻」とついているかと言うと、知多半島〜渥美半島を繋ぐフェリーが9月末をもって無くなってしまったため、もう二度と愛知県を一周することはできなくなってしまう故。
そんな一度きりのイベントであることから、「幻」とついている(はず)。
ルートはまさに愛知県一周。
犬山を出発して木曽川沿いを南下して知多半島は師崎まで。(ルートラボ)
そこからフェリーに乗って渥美半島へ上陸、新城へ抜けた後は茶臼山や矢作ダム等の奥三河を抜け、また犬山へ帰ってくるものとなっている。
なお、ルートラボを見れば分かる通り渥美半島以降はほぼ山。(ルートラボ)
なお、ルートラボを見れば分かる通り渥美半島以降はほぼ山。(ルートラボ)
プランは二つ、このコースを日帰り(?)するプランと、新城で一泊するプランである。
主催は愛知県サイクリング協会様。詳細はコチラから
このイベントを知らせるツイートがTLに流れてきたとき、私は大層悩んだ。
「幻!」と言われると当然行きたい、が、200km×2日は未知の領域。
日帰りも一瞬考えたが、茶臼山あたりで遭難→鹿の餌になりそうだったのですぐやめた。
夜しか眠れないほど悩んだ末に、出した結論は「参加」であった。
なお、ここまでさも昨日のことかのように書いたが、走ったのは既に一月以上前の9/6と7。
「幻の」イベントであったことだし、やはりブログに書かねばと奮い立った次第(大げさ)。
まずは集合場所の成田山までを自走。
安定の寝坊進行。朝2時起床で寝坊しない方がおかしい。そもそも2時は朝ではない。
当然ながら真っ暗。真っ暗の中、35km走破して集合場所着。
真っ暗でよく分からないが、何人かの人の気配。
そしてラーメン屋台のような受付場所。
共に走る参加者は15人。
意外と多いなと思う。こんな物好きなイベントに…。
開会式、記念撮影をして午前5時、スタート。
夜しか眠れないほど悩んだ末に、出した結論は「参加」であった。
なお、ここまでさも昨日のことかのように書いたが、走ったのは既に一月以上前の9/6と7。
「幻の」イベントであったことだし、やはりブログに書かねばと奮い立った次第(大げさ)。
ウルトラ愛知1日目:犬山〜新城まで
まずは集合場所の成田山までを自走。
安定の寝坊進行。朝2時起床で寝坊しない方がおかしい。そもそも2時は朝ではない。
当然ながら真っ暗。真っ暗の中、35km走破して集合場所着。
真っ暗でよく分からないが、何人かの人の気配。
そしてラーメン屋台のような受付場所。
共に走る参加者は15人。
意外と多いなと思う。こんな物好きなイベントに…。
開会式、記念撮影をして午前5時、スタート。
木曽川沿いを南下していくわけだが…
みんな超速い。35kmから40kmでカッ飛んで行く
今から200kmとか400km走るって本当ですか?って言いたくなるぐらい。
完全に朝練です本当にありがとうございました。
オーバーペースだったのと、腹が痛くなってきたため1号線と合流したあたりで一人コンビニストップ。
すっかり一人で師崎へ向かう。
途中、他の参加者と引いたり引かれたり。
とはいえフェリーの時間までは余裕があるので、のんびりペース。
フェリー乗り場到着は11時前ぐらい。まだ余裕があるので昼食。
店は違うが、孤独のグルメでごろーちゃんも食べてたタコ飯を大盛りでいただく。
で、フェリー乗船。
フェリーのお別れ会だというのに、不覚にも爆睡。ヨダレ錬成マシンと化す。
自走分35km+犬山〜師崎143kmを走った身には、旅情もクソもなかった。
錬成したヨダレをぬぐって、渥美半島上陸!
ありがとうフェリー!よく眠れたぜ!
この時点で13時。9月とはいえさすがに暑い。
一日目の残りは、伊良湖〜新城間の70kmほど。
渥美半島の細かいアップダウンに四苦八苦しつつも、他の参加者と共に一路新城へ。
日も暮れかかってきたころ、本日の宿に到着!写真はない!
日帰り組をお見送り!写真はない!
夜は宿泊組の皆さんと中華料理屋!当然ビール飲む!写真はない!
この頃には雨がパラつきはじめる。
日帰り組は雨の中での茶臼山アタック。登りはともかく、下りは大丈夫だろうか。
身を案じながら就寝。
さて二日目。
起きたらデジカメの電源が入らなくてモチベーションがだだ下がったが、5:30出走。
なので、ここからは写真少なめ。
写真が少ないのもブログを書く気が起こらなかった理由の一つ。
なにせ、防水ケース越しのiPhoneで撮った写真なので、なかなかひどい。
これからこんな写真ばかりである。
これは宿を出て少しの所。
街灯などなく、本当に田舎道。これを雨の中夜通し走るというのはあまり考えたくない。
写真からも分かる通り、路面はウェット。
どうも夜通し降っていたようだ。とはいえ私たちは幸運にも雨には降られず。
茶臼山までも、アップダウンが激しい道が続く。
念のためと思って持ってきた輪行袋inフロントバッグが重い。
どうせ電車も通っていないというのに。完全にデッドウェイト。私もデッドリー。
茶臼山につくころには気持ちのよい快晴=暑い。
なにも坂登る前に晴れなくても良いと思うのだが。
まだ先は長いのだから、頑張らずに登ろう…と思う。
しかし、10%越えの坂の連続に頑張ることを強いられるも登頂成功。
さくっと下ってひたすら西進。
写真は茶臼山と矢作ダムの間ぐらいのところのもの。
この辺の区間は天気も良くて本当に気持ちがよかった。
途中、稲武の道の駅で昼食もとりつつ、いくつかの無名の峠を越える。
茶臼山の標高が高すぎて、ルートラボ上では小さいコブにしか見えなかった無名の峠…これが非常に辛かった。
騙された気分で一杯である。
雨沢を裏から登って辿り着いたのは道の駅・瀬戸しなの。甘味が沁みるぜ。
ここからは普段走るっている道だけあって、土地勘もある。
だからこそ分かる、これから残り約40kmの過酷さ。
瀬戸〜犬山間にある坂を全部繋いだんじゃないのと言いたくなる。
高蔵寺住宅街の長い上り坂、有料道路の7%歩道、尾張パークウェイ…。
どれも元気な時には問題ない坂だが、ここまで約140km、それもやっぱり数々の坂を登った脚には非常に辛い。
また、これまではほとんど車のいない道が多かったが、交通量も多くなって非常にストレス。
「人間、疲れると心の余裕がなくなるなぁ」と思いながら、とにかく漕がなきゃ終わらないので無心で漕ぐ。写真を撮る余裕もなかった。
一つ一つの坂を喘ぎ喘ぎ登る。
ゴール地点に近づく。既に時刻は17時を回り、晩夏の陽は大きく傾いている。
昨日からずっとサドルの上で過ごしてきたわけで…やっと終わって良かったと思う反面、少し寂しくもある。
まぁ、ゴール地点に着いても、自走で家まで帰るというミッションがあるわけだが。
そんなことを思いつつ、ヘロヘロで犬山は成田山に到着。ヘロヘロだったので写真なし。
愛知県一周達成である。一周しちゃったので、もう他県に引っ越しても良い。
その後は、少し前にゴールされていた方(途中まで一緒だった)のご好意で、送っていただけた。
本当に助かった。自走であれば、名古屋の街中で遭難していたことだろう。
2日間の400kmライドは、文句なしにこれまでで一番過酷なものだった。
なので、達成感も文句なしに1番。
それも、2度目はないであろうイベントに参加したことのおまけ付き。
また、見ず知らずの方と共に、過酷な道のりに挑むのは非常に楽しい経験だった。
特に、最後に送ってもらう時に言われた「じゃあ帰ろうか、戦友!」のお言葉…むず痒いぜ。
そんなイベントを企画いただいた愛知県サイクリング協会様に感謝。
一緒に走った方達にも感謝。
振り返ってみれば、非常に楽しく、思い出に残る2日間となった。
いつかもう一度…と行きたいところだが、叶わないのが残念なところ。
そうだ、宝くじ当たったらクルーザーを買おう。
みんな超速い。35kmから40kmでカッ飛んで行く
今から200kmとか400km走るって本当ですか?って言いたくなるぐらい。
完全に朝練です本当にありがとうございました。
オーバーペースだったのと、腹が痛くなってきたため1号線と合流したあたりで一人コンビニストップ。
すっかり一人で師崎へ向かう。
途中、他の参加者と引いたり引かれたり。
とはいえフェリーの時間までは余裕があるので、のんびりペース。
フェリー乗り場到着は11時前ぐらい。まだ余裕があるので昼食。
店は違うが、孤独のグルメでごろーちゃんも食べてたタコ飯を大盛りでいただく。
で、フェリー乗船。
フェリーのお別れ会だというのに、不覚にも爆睡。ヨダレ錬成マシンと化す。
自走分35km+犬山〜師崎143kmを走った身には、旅情もクソもなかった。
錬成したヨダレをぬぐって、渥美半島上陸!
ありがとうフェリー!よく眠れたぜ!
この時点で13時。9月とはいえさすがに暑い。
一日目の残りは、伊良湖〜新城間の70kmほど。
渥美半島の細かいアップダウンに四苦八苦しつつも、他の参加者と共に一路新城へ。
日も暮れかかってきたころ、本日の宿に到着!写真はない!
日帰り組をお見送り!写真はない!
夜は宿泊組の皆さんと中華料理屋!当然ビール飲む!写真はない!
この頃には雨がパラつきはじめる。
日帰り組は雨の中での茶臼山アタック。登りはともかく、下りは大丈夫だろうか。
身を案じながら就寝。
ウルトラ愛知2日目:新城〜犬山まで
さて二日目。
起きたらデジカメの電源が入らなくてモチベーションがだだ下がったが、5:30出走。
なので、ここからは写真少なめ。
写真が少ないのもブログを書く気が起こらなかった理由の一つ。
なにせ、防水ケース越しのiPhoneで撮った写真なので、なかなかひどい。
これからこんな写真ばかりである。
これは宿を出て少しの所。
街灯などなく、本当に田舎道。これを雨の中夜通し走るというのはあまり考えたくない。
写真からも分かる通り、路面はウェット。
どうも夜通し降っていたようだ。とはいえ私たちは幸運にも雨には降られず。
茶臼山までも、アップダウンが激しい道が続く。
念のためと思って持ってきた輪行袋inフロントバッグが重い。
どうせ電車も通っていないというのに。完全にデッドウェイト。私もデッドリー。
茶臼山につくころには気持ちのよい快晴=暑い。
なにも坂登る前に晴れなくても良いと思うのだが。
まだ先は長いのだから、頑張らずに登ろう…と思う。
しかし、10%越えの坂の連続に頑張ることを強いられるも登頂成功。
さくっと下ってひたすら西進。
この辺の区間は天気も良くて本当に気持ちがよかった。
途中、稲武の道の駅で昼食もとりつつ、いくつかの無名の峠を越える。
茶臼山の標高が高すぎて、ルートラボ上では小さいコブにしか見えなかった無名の峠…これが非常に辛かった。
騙された気分で一杯である。
雨沢を裏から登って辿り着いたのは道の駅・瀬戸しなの。甘味が沁みるぜ。
ここからは普段走るっている道だけあって、土地勘もある。
だからこそ分かる、これから残り約40kmの過酷さ。
瀬戸〜犬山間にある坂を全部繋いだんじゃないのと言いたくなる。
高蔵寺住宅街の長い上り坂、有料道路の7%歩道、尾張パークウェイ…。
どれも元気な時には問題ない坂だが、ここまで約140km、それもやっぱり数々の坂を登った脚には非常に辛い。
また、これまではほとんど車のいない道が多かったが、交通量も多くなって非常にストレス。
「人間、疲れると心の余裕がなくなるなぁ」と思いながら、とにかく漕がなきゃ終わらないので無心で漕ぐ。写真を撮る余裕もなかった。
一つ一つの坂を喘ぎ喘ぎ登る。
ゴール地点に近づく。既に時刻は17時を回り、晩夏の陽は大きく傾いている。
昨日からずっとサドルの上で過ごしてきたわけで…やっと終わって良かったと思う反面、少し寂しくもある。
まぁ、ゴール地点に着いても、自走で家まで帰るというミッションがあるわけだが。
そんなことを思いつつ、ヘロヘロで犬山は成田山に到着。ヘロヘロだったので写真なし。
愛知県一周達成である。一周しちゃったので、もう他県に引っ越しても良い。
その後は、少し前にゴールされていた方(途中まで一緒だった)のご好意で、送っていただけた。
本当に助かった。自走であれば、名古屋の街中で遭難していたことだろう。
ウルトラ愛知:感想
2日間の400kmライドは、文句なしにこれまでで一番過酷なものだった。
なので、達成感も文句なしに1番。
それも、2度目はないであろうイベントに参加したことのおまけ付き。
また、見ず知らずの方と共に、過酷な道のりに挑むのは非常に楽しい経験だった。
特に、最後に送ってもらう時に言われた「じゃあ帰ろうか、戦友!」のお言葉…むず痒いぜ。
そんなイベントを企画いただいた愛知県サイクリング協会様に感謝。
一緒に走った方達にも感謝。
振り返ってみれば、非常に楽しく、思い出に残る2日間となった。
いつかもう一度…と行きたいところだが、叶わないのが残念なところ。
そうだ、宝くじ当たったらクルーザーを買おう。